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プロフィール

神崎 充 かんざき みつる

一般社団法人 軍師アカデミー 代表理事 /  一般社団法人 食で未来を創るアカデミー 理事 /有限会社 充実の知恵工房 代表取締役

経営学修士(MBA)/ 中小企業診断士 / MBTI認定ユーザー / CDA

出身地:岡山県和気郡和気町

出身校:私立岡山白陵中学・高校、京都大学経済学部、京都大学経営管理大学院(ビジネススクール)

略歴:1991年 株式会社ベネッセコーポレーション(当時:福武書店)入社。トップ交代、CI、社名変更、株式上場等の経営変革期においてトップサポート・アライアンス企画推進・経営企画・商品企画開発等の業務を幅広く担当。2004年 経営コンサルタントとして独立。事業承継・後継者支援の専門家として全国で活動し、現在は軍師養成・認定事業を展開中。

【これまでのキャリアの概要】

以下、神崎による振り返りも兼ねて。。。

1991年~2004年 株式会社ベネッセコーポレーション(入社当時は福武書店)勤務

最初の仕事は通信教育教材の企画開発・編集業務。

その後、企業広報・マーケティング、特命業務を含むトップサポート、アライアンス推進、経営企画全般を幅広く担当させていただきました。この時期、同社は2代目社長就任、大規模なCI導入と事業多様化、社名変更、株式上場によるパブリック化・・・と経営の変革期ど真ん中。会社として未体験の「仕事」が湧き出てくる時期でした。

仕事の基本に厳しい堅実さと、素人発想で初めての仕事に果敢にチャレンジできる自由さの融合した風土の中、「仕事」そのものに鍛えられる形でビジネスパーソンとしての土台をつくることができた時期です。会社には感謝しかありません。

↑ 22歳、新入社員研修での私

2004年~ 独立し、経営コンサルタント業へ

独立時、自らのコンサルの柱として掲げたのが「事業承継支援・後継者支援」でした。当時から「事業承継」という言葉はありましたが、その意味を相続対策、資産承継に伴う税金対策の分野という認識でとらえている方が大半でした。しかし、事業承継をその切り口だけでとらえると、大切なことを見誤ります。

「事業承継」は、経営問題であると同時に、関係者の人生(キャリア)の問題です。そして、事業承継の主役は新たな担い手となる後継者です。事業承継を通して全責任を負い、価値ある経営を実現するのは「新たな担い手」なのですから。当時は、そんな当たり前のことが軽視されていた時代でもありました。

そこで、私は「後継者の軍師®」を名乗り、後継者主体の事業承継を提唱しながら活動開始しました。(「後継者の軍師®」は当時の活動パートナーとのコンビ名でした)

多くの専門家が事業承継を相続問題、資産継承問題としてとらえ、現資産保有者・株主である「継がせる側」に立ったサポートを展開している中、後継者中心で経営・キャリアの切り口からの支援の形が理解されるのには大きな壁があるだろうと覚悟してのスタートでした。しかし、幾つかの貴重なご縁に恵まれ、理解者からの後押しもいただき、いつの間にか「後継者の軍師®」の活動エリアは全国に拡がっていきました。

当時、軍師®メソッドによる後継者育成プログラムを東北某県の経営革新塾(国の予算で全国の支援機関が実施していたセミナー)で実施したところ、当該年度の受講者満足度評価で全国1位という結果になったことも大きかったと思います。

改めて振り返ると、

・会社経営する家の長男という立場で育ったこと

・入社した会社が2代目社長体制下で稀有な経営変革を遂げた会社であり、その変革の中枢に近いところで仕事をできたこと

・その会社の中心事業が「教育サービス」であったこと

これら全てがつながり、自分のライフテーマともなる仕事へと形を変えていったということかもしれません。

2010年代 軍師®養成・認定事業を展開

軍師®養成認定講座「軍師アカデミー®講座」を開始。軍師人材の輩出を目指す軍師養成・認定事業を開始し、今に至ります。

「経営者や後継者、上司を支える軍師がいれば・・・」

「時には部下やメンバーの軍師役を果たす上司、経営者、後継者がいれば・・・」

「メンバー同士がお互いの軍師役を果たすことができる職場になりさえすれば・・・」

そんな状況を各方面で見てきました。

この社会に一人でも多くの軍師人材を輩出することができれば、それは世の中が良くなることに少しでも貢献できたことになるのではないか?

それはもしかすると、今、自分がやらなければ社会に生まれないことなのではないか?

そう考え、何もないところから仮説を立て、事業構造を描き、試行錯誤しながら仲間たちとともに事業をつくってきました。

この10年間は自分自身が行うコンサルティングやセミナー講師等の仕事を絞り、軍師養成事業の責任者、代表者としての責務を果たすべく、時には自ら先頭に立ち、時には裏舞台の誰も見ていないところで細かな事務作業を行い、事業の立ち上げに邁進してきました。

軍師養成・認定講座「軍師アカデミー講座」は、原則として1年1期の開催であり(1期につき2~3地区で並行開催)、2019年度が第11期にあたりました。

↑ 軍師アカデミーでの一コマ

今、想うこと

このページを久しぶりに更新している今(2020年GW中です)、世の中はコロナ禍の真っただ中です。正解のない未曽有の社会、非常に高い確率で社会基盤が崩れ、私たちの命を含む日常を支える土台が失われていく中で状況を客観視し、仮説をもって未来を創造しなければならない時代です。軍師アカデミーで大切にしてきたことそのものが問われるステージに入りました。

軍師アカデミーで行う事業そのものもゼロベースで考え直し、新しいカタチを模索しなければならないでしょう。本来は夏にスタートする予定だった12期軍師アカデミー講座も開講時期を延期し、状況をウォッチしているところです。

一方で、今後は軍師アカデミーを次世代体制につなぎ、いずれ後方支援の立場(もしくは、「神崎さん、もう来なくていいよ」と言われる立場)になることを目指す必要もあります。この非常事態への対処と中長期でのシナリオをどう重ね合わせるのか。模索が続きます。

期せずして、ちょうどこのタイミングで軍師の視点を私なりに活かした新しい事業領域の開拓がはじまっています。私にとっては2つ目のアカデミーとなる「一般社団法人 食で未来を創るアカデミー」を立ち上げました。事業構想の立案から携わり、推進の実務にも深くかかわる理事の立場で参画しています。

計画通りに進めてきたこと、突発的に発生した異常事態、全てが錯綜する中で私自身の人生も大きな節目を迎えています。

*「軍師®」「後継者の軍師®」「軍師アカデミー®」は、一般社団法人軍師アカデミーが保有する登録商標です。

*2019年4月30日更新