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2023-07-12

「豊かな想像力」が運命を左右する

日常の中で時折発生する「まさか!?」の瞬間。

良い意味での「まさか!?」であれば、その偶然の出来事を受け入れればよいかもしれませんが、悪い意味での「まさか!?」の発生はできる限り避けたいものです。

しかし、苦難に直面し、もがき苦しむことになった方の多くは「まさか、こんなことになろうとは・・・」と口にされます。発生した事実に驚き、その深刻さを知り、「あのとき〇〇していれば」「あのとき〇〇しなければ」と過去を悔やまれます。

この現実が示すこと。

それは、後悔する過去があったということ・・・つまり、「まさか!?」は偶然発生したものではなく、実は必然として発生したものだということ。

回避するためのチャンスは存在した・・・にもかかわらず、そのとき自分自身の意識・行動がそこに向かわなかった。今、この状況は自らが招いた事態そのものたという現実。

できるならば、そんな「まさか!?」を減らしたい。私は軍師アカデミーでの活動を通じて、そのための学び、そのための思考・行動の促し、そのための環境づくりを提唱し続けています。

そもそも、何故、不幸な「まさか!?」が発生するのでしょうか?そうならないためのチャンスは何度もあったはずなのに・・・。

それは、まだ目の前に現れていない「未来」を想像することが難しいからかもしれません。

何故、想像することが難しいのか? その理由を2つ挙げてみましょう。

1つ目の理由は、私たちは日常の中で「向き合うべきことと向き合っていない、それが目に入っていない(目に入れようとしていない)」ということです。人は自分の五感に直接影響してこない現実を放置しますし、できれば見たくないものを遠ざけ、先送りしがちです。

2つ目の理由は「想像力が乏しい」ということに尽きます。想像したくても、その想像を支える力が足りていないのです。

見るべきものと向き合い、目の前の現実や目の前に無くても存在するかもしれない現実の意味を考え、そこからどんなことが展開されるのかをイメージする力。まさに「想像力」。しかし、残念ながら、人は自分の経験・見識を超えたものを想像することはできません。

例えば、長年、固定化された常識の中で生きていると、私たちはその常識を超えた展開をイメージすることが難しくなります。固定化された先入観、判断基準で発想を縛り付けてしまいます。

私たちが何かを五感でとらえたとき、そこに意味づけするのは自らの経験や見識そのものです。ずっと同じ業界、同じ職種、同じ会社、同じ人間関係の中で生きてきたという方の多くは視野や発想が狭くなりやすく、そこにとどまっている限りは、その枠を超えたところにある真の意味には気づきさえしないかもしれません。

その2点を何とか超えていくための努力を続ければ、不幸な「まさか!?」を減らすことができるかもしれない。私は、軍師の学びや動きにそのための仕掛けを内包させてきました。

例えば、「向き合うべきものについて致命的なヌケ、モレ」を生じさせないための軍師流フレームワークを道具として整理し、さらには豊かな想像力を支える「豊かな視点、見識」を育むための場として「異質が集まり切磋琢磨する場」としての軍師アカデミー講座や軍師コミュニティ(軍師会)を立ち上げました。

軍師アカデミや軍師会では、限られた情報、正解を1つに定めることなどできない課題に対して異質な人たちとともに向き合い、それぞれの視点や考えを重ね合わせていきます。そこから豊かな視点が育まれ、「想像力」そのものが豊かになっていくことを狙っての仕掛けです。

日常の中で 「まさか!?」の瞬間を完全回避することはできません 。

しかし、できる限り、不幸な「まさか!?」を減らすべく、その必然の発生の源流を予め断つことを目指したとき、異質がもたらす豊かな視点を獲得し、そこから運命を左右する想像力を育む「場」が生まれてきたのだと実感しています。

これも人生を豊かにするための大事なアプローチだと私は考えています。

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