自分のOSをアップデート
第11期となる軍師アカデミー講座開講に向けての準備が続く毎日。
新しい学びの仲間を探し、学びへのスタンスや考え方のすり合わせを丁寧に行う「オープン勉強会&説明会」については私は中四国と大阪の一部を担当。今日、明日は岡山にて。明後日は鳥取に伺い、会の進行役を務めます。
また、同時進行で講座で用いるコンテンツのブラッシュアップ検討会を行い、より充実した学びの場を提供するための動きも走らせています。軍師アカデミーのコンテンツはそこに集ってくれた仲間たちとともに進化・深化させ続けて今に至ります。そして、その歩みはこれからも続きます。
さて、そんな毎日を過ごす中で話題になることがとっても多かったのが「自分のOSを強化し、アップデートさせることが(主体的にキャリアを積み重ねるためには)不可欠だよね」という話でした。
例えば、とても忙しい毎日を送っているとき、その忙しさが自分を消耗させ、徐々に自分から力を奪っているという喪失感を伴うものだとすれば・・・それは自分のOSが毎日の忙しさを受け止め切れていないか、活かしきれていないのかもしれません。
同じように「とても忙しい毎日」を送っていたとしても、その忙しさが自分のパワーになっていると感じられ、やればやるほど自分が強くなっていくと感じる状況だとすれば・・・それは自分のOSが全ての動きを受け止め、時には結び付け、自分自身にとっての意味づけを重ねながらパワーにすることができているのだと思います。
両者の違いは、自分という存在に確固たる軸があるかどうか、その軸に沿って物事を処理し、自分自身の日常をマネジメントしていくために最適化されたOSが正常に機能しているかどうか・・・ではないかと私は感じます。
自分がどんな存在でありたいのか?
その前提にたったとき、これまで起きたこと、今起きていること、これから起こるであろうこと、その中での自分自身にはどんな意味付けができるのか?
そんなことを考えながら、自分自身が積み重ねてきた経験やスキルを再整理し、新たな視点で補完し、主体的に「未来」へと働きかけていくこと。
私はそんなことを指して、「自分のOSを確立すること」と表現します。そして、自らの変化や周囲の変化の中で「そのOSをアップデートし続けること」を怠ってはいけないと自らに戒め、今に至ります。
軍師アカデミーには、多種多様なキャリアのステージにある方が参加され、そこでご自身のOSを再構築・アップデートされています。私自身、その場にいさせていただくことで、自分のOSをアップデートしています。
思い起こせば、50歳を前にして仕事をしながら大学院に通い、普段とは異なる環境に身を置いたのは、10~20年に一度の大掛かりなアップデートを行うことが自分に必要だと感じていたからかもしれませんね。
OSそのものが陳腐化したり、未成熟な状態で知識や経験をインストールしたとしても恐らくは逆効果。もがけばもがくほど、全てがフリーズして悪循環になるものです。仕事柄、そういう状態の方を見かけることは少なくありません。
「このまま進んでいいのだろうか?」と迷うときは、自分自身のOSそのものを刷新するべき時期が来ているのかもしれません。
あるいは、新しい挑戦に踏み切る際には、まずはその挑戦に最適なOSを再構築し、レベルアップさせることが成功のカギを握っているかもしれません。
私たちは、どうしても表面に出ている「わかりやすいもの」に目を奪われ、迷走しやすいものです。もちろん迷走も悪いことばかりではありませんが、貴重な人生の一部を費やす以上、本質に根差した歩みを進めたいものです。
OSそのものを強くすること。それは、軍師アカデミーを立ち上げるころから大切にしてきたことではありますが、ここ数年はそのことを改めて強く感じることが増えました。それくらい社会が大きく変わっているのかもしれませんね。
軍師アカデミーでは、その本質に根差した学びを仲間たちとともに深めて参ります♪